ジャンル・エリア : 乗り物 | 展示 | 愛知 2021年09月03日
自動車の絵画や模型作品を集めた「オートモービルアート展」が、名古屋市西区則武新町3のノリタケの森ギャラリーで開かれている。車体を透視した精密なテクニカルイラストや精巧なミニチュア作品が並び、車好きの人たちの人気を呼んだ。5日まで。
東海地方を中心とした愛好家12人が出品した。車体メーカーでデザイナーとして活躍した人や、小学生の頃から車のイラストやプラモデルの制作を手掛ける人などさまざま。三重県四日市市の岡田篤さん(53)は人工木材を使ったレーシングカーのミニチュア模型を、大府市の小島豪さん(62)は乗用車をかたどった陶の置物やバイクを刻んだ陶額などの作品を展示した。
展示は今年で16年目で、初参加の早川光さん(62)=中川区=は、往年のカーレースをモチーフにしたペンと水彩絵の具によるモノクロ作品を並べた。メンバーらは「同じ志を持った人たちとの交流を大切にし、作品に関する技術的なことも惜しむことなく提供します」と来場を呼び掛けた。
別室で、岐阜県海津市にアトリエを構える太平洋美術会理事の洋画家高田哲士さん(70)=滋賀県長浜市=の個展を開催。コロナ禍をモチーフにした人物作品や花を描いた静物画など油彩画24点を展示した。 (小島哲男)