ジャンル・エリア : 自然 | 芸術 | 静岡 2021年09月08日
浜松市南区寺脇町で恒例の田んぼアートが色づき、訪れる人たちの目を楽しませている。
地元の農家らでつくる「白脇田んぼアートの会」が、JAとぴあ浜松などの協力を得て5月末に田植えをし、育ててきた。11年目を迎えた今年の絵柄は「遠州灘海岸に産卵するアカウミガメ」。水田近くの白脇小の児童たちからデザイン案を募り、会員たちが選んだ。
田んぼの広さは約2400平方メートル。太陽や甲羅に「赤米」、頭の部分に「ピンク米」、文字に「緑モチ」、砂浜に「紫黒米」、背景などに「葵美人」をそれぞれ使用した。
同会の山内正弘代表(80)は「9月下旬にかけて穂の色はどんどん変わっていく。そんな色の変化も楽しんでもらえたら」と話していた。
刈り取りは10月上旬を予定している。(川戸賢一)