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【石川】芸術祭 片手に美食を 珠洲の11店舗 能登牛、アカモク…サンドや菓子に

ジャンル・エリア : イベント | グルメ | 特産 | 石川 | 芸術  2021年09月09日

能登牛と能登産の野菜が詰まった「能登牛サンド」=珠洲市飯田町の喫茶いづみやで

能登牛と能登産の野菜が詰まった「能登牛サンド」=珠洲市飯田町の喫茶いづみやで

 4日に現代アートの祭典「奥能登国際芸術祭2020+(プラス)」(10月24日まで)が開幕した珠洲市では、作品を楽しみながら片手で持って食べられる食品(ワンハンドフード)で地元食材の魅力を知ってもらおうと、市内の11店舗がそれぞれ工夫した品を提供する事業「スズ モンジェ」が始まった。(上井啓太郎)

 モンジェは、フランス語で食べるという意味。珠洲商工会議所は昨年春からの販売を予定して事業を進めてきたが、コロナ禍や芸術祭の1年延期の影響で今月からのスタートとなった。サザエを模した菓子やアカモク入りのさつま揚げなど、地元食材を使った食品は多彩だ。

 同市飯田町の喫茶いづみやでは、甘辛い味付けで煮た能登牛とフリルレタスやトマトなど能登産野菜をピタパンに入れた能登牛サンド(税込み800円)を開発した。経営する泉谷信七さん(71)は「能登感を出したかったので、地元野菜と能登牛を使った。ピタパンなので、こぼれず持ち歩きやすい」とアピールする。

 珠洲商議所の上田裕行指導課長(44)は「珠洲にはいい食材がいっぱいある。手軽に味わってほしい」と呼び掛ける。芸術祭終了後も通年販売とし、参加事業者を増やすことを目指しているという。スタンプラリーも行っており、台紙は参加店舗で入手できる。8店舗以上でスタンプを集めると、各店舗でスズ モンジェのオリジナルグッズをもらえる。スタンプラリーは10月31日まで。

 ◇他の参加店舗と商品 庄屋の館「たこワッサン」▽道の駅すず塩田村「潮彩フロート」▽長橋食堂「さいはてのサザエ」▽木ノ浦ビレッジ「SUZU PINTXOS」▽珠洲ビーチホテル「ミニ能登牛丼」▽ムイネー「スズ×ポン」▽道の駅すずなり「あかもくいしん棒」▽イタリアン・カフェこだま「のと115椎茸のカルツォーネ」▽メルヘン日進堂「能登大納言きんつばぁ~」▽レストラン浜中「メギスのだんご汁」