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【愛知】謎解きゲーム戦国気分 岡崎公園 愛知県岡崎市

ジャンル・エリア : イベント | | 愛知 | 歴史  2021年09月16日

荒天に立つ岡崎城の天守閣=いずれも愛知県岡崎市の岡崎公園で

荒天に立つ岡崎城の天守閣=いずれも愛知県岡崎市の岡崎公園で

 小雨が降る中、愛知県岡崎市の岡崎公園を訪れた。4年半ぶりくらいになる。

 2017年5月、同公園で恒例の「岡崎将棋まつり」が開かれ、まだ中学生棋士だった藤井聡太四段=当時=が登場するというので、将棋ファンとして見に来た。ほかにも豊島将之、佐藤天彦、郷田真隆の各棋士、室谷由紀女流棋士ら豪華な顔ぶれが出演し、イベントは大盛況。トークショーでは、同市出身の石田和雄九段の話術がさえていたことを思い出す。藤井四段は確か、はにかんだような笑顔で「そうですね…」と真摯(しんし)に受け答えしていた気がする。

 会場となったのは、岡崎城二の丸能楽堂。出演者も観客もいない雨の能楽堂を眺めていると、少し寂しい気分になる。それでも、あのときここで見た“藤井君”が、今や将棋界の顔の1人だと思うと、何やらうれしくなった。

 さて、せっかく来たのだから園内を回ろう。事前の下調べで、参加者体験型イベント「岡崎戦国謎解きゲーム~敵兵に潜む影~」が開催中だと分かっている。「三河武士のやかた家康館」で参加キットを購入してスタートだ。

藤井聡太四段の初々しい姿が思い出される二の丸能楽堂

藤井聡太四段の初々しい姿が思い出される二の丸能楽堂

 …。うん、意外に難しい。キットに書いてある文章を読んで、館内の展示物や園内に設置された手掛かりと照らし合わせて謎を解き、徳川家康の窮地を救うというゲームなのだが、取っ掛かりでつまずいてしまった。仕方ない、奥の手だ。無料通信アプリ「LINE(ライン)」でこのゲームの友だち登録をして、ヒントをもらうことにした。

 ああ、そういうことか。設問の意味が分かれば、解き始められる。展示物を見た上でさらに考えさせる問題で、なかなかよくできている。戦国時代の気分も味わえる。小中学生が仲間と一緒に挑戦すると楽しそうなゲームだ。

 ちょうどゲリラ豪雨が来ていたので、ゆっくり館内を見て回ることにした。体験コーナーでは太刀や火縄銃、やりを実際に持つことができる。太刀は「1300グラム」とあったが、結構重い。振るには腕力がいったことだろう。

 小降りになったので、館外へ。園内を巡って手掛かりを探し、順番に設問を解いていく。2時間でクリアできるところ4時間かかったが、たっぷり楽しめたと思えばいい。雨のため、岡崎城最上階からの眺めがいまひとつだったことだけが残念だった。

 かつての中学生棋士は13日、叡王戦五番勝負の最終局に勝ち、王位、棋聖と合わせて最年少三冠記録を達成した。この勢いで、さらにタイトルを増やす可能性も多分にある。上り続ける高みからは、どんな景色が見えるのだろう。 (金森篤史)

 ▼ガイド 岡崎公園は、名鉄名古屋本線・東岡崎駅から徒歩15分。東名高速・岡崎ICから名古屋方面へ3キロ。24時間営業の有料駐車場あり。謎解きゲームの参加キットは700円。10月24日まで。岡崎城と家康館の共通入場券は510円(5歳~小学生は270円)。岡崎城(電)0564(22)2122。家康館(電)0564(24)2204

(中日新聞夕刊 2021年9月16日掲載)

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