ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 静岡 2021年09月17日
浜松市北区三ケ日町の和田牧場は、自社で生産するブランド牛「みっかび牛」を使ったカレーなどを売る自動販売機を新たに導入し、16日に中区上島の杉森印刷浜松中央営業所に設置した。
自販機で販売しているのは、ビーフカレー、ビーフハヤシ、ビーフシチューの3種類。いずれも大きく切ったみっかび牛がゴロっと入っている。
カレーは8年前に発売し、5万食を売り上げているロングセラー商品だ。その後に開発したシチュー、ハヤシとともに三ケ日町内の観光施設を中心に販売してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、売り上げは年間で5%ほど落ち込んだ。和田牧場の和田勝美社長(52)は、コロナ禍でもより多くの人にみっかび牛のおいしさを伝えようと、自販機を使って販売することを決めた。
設置場所の杉森印刷とは、商品パッケージの製造などで取引があった。浜松中央営業所は、国道152号と県道が交差する交通量の多い好立地のため、和田牧場側が設置を依頼した。
自販機は、おたまを持った和田社長の似顔絵が目印。そばにのぼり旗を立て、道路から目立つようにした。
和田社長は「反響が楽しみ。ぜひ子どもからお年寄りまで幅広い人に味わってほしい」と期待していた。
カレー、ハヤシは200グラム入りで600円、シチューは240グラム入りで800円。 (小佐野慧太)