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【福井】小浜、おおいで音楽イベント「オトカド」 25日~、コロナ対策最大限に

ジャンル・エリア : イベント | 文化 | 福井 | 芸術  2021年09月22日

「コロナ対策を徹底し、今できるイベントの形を模索したい」と話す宮原委員長(右)=小浜市で

「コロナ対策を徹底し、今できるイベントの形を模索したい」と話す宮原委員長(右)=小浜市で

 コロナ禍における地域の文化を盛り上げる音楽イベント「オトカド」が25日から10月30日までの5日間、小浜市やおおい町で開催される。コロナで減少した文化・芸術発表の機会を提供する県の事業「みんなのホールプロジェクト」の一環で、「オトカド」は若狭地域で開かれる5つのイベントの総称。感染防止対策を万全にした各会場で、県内のアマチュアバンドや和太鼓団体、プロミュージシャンらが多彩な演奏を響かせる。 (鈴村隆一)

 25日に小浜市まちの駅広場で開催される「ワカサカンターレ」には、ポップスやブルース、ジャズ、弾き語りなどさまざまなジャンルのミュージシャン10組が集結。「世界旅行」をテーマに、各国をイメージさせる曲を織り交ぜて演奏する。不用になった楽器や楽譜、CDなど音楽に関する品物を安価で譲るチャリティーマーケットも開く。

 10月2日には、同市の御食国若狭おばま食文化館マリンデッキで「小浜あかんたーレ」があり、「大人になりきれない大人たち」をコンセプトに出演バンドがロックをかき鳴らす。

 同16日には、小浜市まちの駅・旭座一体で「若狭ピアチェーレ」。チェロ奏者のヨース毛さんがフラワーアーティストとコラボし、バンド「遊法師」が民謡をアレンジした曲を聴かせる。来場者参加型のアート制作も予定する。

 同24日にはおおい町里山文化交流センターぶらっとで和太鼓を中心とした「里山タンブーロ」、同30日には小浜市文化会館でダンスイベントを開く。

 いずれの会場でも、コロナ対策として、会場の入り口を1つにして体温やマスク着用の確認、消毒や来場者名の把握をしっかりする。飲食の出店では酒類を販売せず、いすやテーブルを定期的に消毒する。

 オトカドの宮原操実行委員長は「コロナはいつ落ち着くかわからず、今の状況でできるイベントの形を模索する必要がある。来場者の不安を払拭(ふっしょく)できるよう最大限の対策をとるので、楽しんでもらいたい」と話している。