ジャンル・エリア : イベント | 文化 | 歴史 | 福井 2021年09月29日
美浜町教委は、町内の文化遺産を巡ることで町の歴史に触れてもらおうと、「文化遺産カードラリー」を始めた。38種類のカードをすべて集めると、町歴史文化館の特製クリアファイルがもらえる。期間は来年3月末まで。
町では愛知県のNPO法人と協力し、2016年から町内の文化遺産のカードを発行。現在は38種類あり、カードの表には文化遺産の写真、裏には解説や所在地が記されている。対象には国吉城跡や獅子塚古墳といった史跡、JR小浜線太田川橋梁(きょうりょう)など近代化遺産のほか、早瀬子供歌舞伎、新庄の八朔(はっさく)祭といった無形文化財も含まれる。
参加者は現地を訪れてスマートフォンやカメラで撮影した文化遺産の写真を、町内5つの施設にそれぞれ見せることでカードを受け取ることができる。すべて集めて町歴史文化館に提示すると、景品として9種類のクリアファイルのうち1つがもらえる。いずれも文化財関連の絵がファイルに描かれている。
カードラリーは数年前から開催。昨年は同時期の実施で25人が完走。町の担当者は「文化の秋に、ぜひ町外の人にも美浜の文化に触れ、楽しんでほしい」と参加を呼び掛ける。
(問)美浜町歴史文化館=0770(32)0027
(林侑太郎)