ジャンル・エリア ： 展示 | 愛知　 2021年10月07日

展示された真鍋さんのノーベル物理学賞受賞決定を伝える中日新聞の号外＝名古屋市中区の市科学館で

　米プリンストン大の真鍋淑郎（しゅくろう）上席研究員のノーベル物理学賞受賞決定から一夜明けた６日、名古屋市科学館（同市中区）で、受賞決定を報じた５日付の本紙号外の展示が始まった。

　地球温暖化の予測に関する真鍋さんの研究内容が書かれた１面と、日本出身のノーベル賞受賞者の一覧が掲載された２面をそれぞれ紹介。学芸課長の鈴木雅夫さん（５８）は「科学の領域の幅広さを多くの人に知ってもらう機会になれば」と展示の意図を話した。

　この日、科学館を訪れた名古屋大工学部４年、岡下将大さん（２２）は真剣な表情で号外に見入った。「地球温暖化は解決しないといけない問題。日本出身の研究者が大きな功績を残したことはすばらしいし、自分も研究を頑張ろうと思える」と話していた。

　号外の展示期間は未定。同館では、真鍋さんの業績の解説コーナーも準備している。　（大野雄一郎）