ジャンル・エリア : サブカルチャー | 展示 | 愛知 | 文化 2021年10月13日
昭和時代の鉄腕アトムのおもちゃやホーロー看板などが、あま市花正の美和図書館で展示されている。鉄腕アトムグッズのコレクターで県女性総合センター(ウィルあいち)所長の小池信純さん(61)と、ブリキおもちゃやホーロー看板を収集する美和文化会館館長の高橋直弘さん(55)が出品した。11月28日まで。
図書館入り口の展示ケースには、鉄腕アトムのブリキ人形や野球盤、東京で走っていた電車のブリキ模型、レトルトカレーが出始めたころのホーロー看板など、昭和を中心とした製品約60点が並んでいる。
中には、鉄腕アトムがデザインされた陶器製の貯金箱や置き時計など数が少ない貴重品も。郵便局のホーロー看板は右から文字が記されたり、現在は使われていない漢字があったり、昭和初期ごろの雰囲気を伝えている。
小池さんが7歳のころに撮影した鉄腕アトムの水筒を肩に掛ける写真と、実物の水筒も飾られた。小池さんは「手塚治虫さんが今の時代を見越して描いた作品が魅力」と話す。高橋さんも「昭和のブリキおもちゃなどは全て日本製で、その品質の高さを感じてほしい」と来場を呼びかける。
館内では、ブリキのおもちゃなどに関連した書籍も併せて紹介している。 (吉田幸雄)