ジャンル・エリア : 展示 | 芸術 | 静岡 2021年10月27日
リボン状の紙を巻いたり切ったりして花などを表現する「ペーパークイリング」の展覧会が、浜松市中区上島の珈琲(コーヒー)・紅茶専門店シーンで開かれている。磐田や袋井、掛川の各市で教室を開くルルク・クイリングテラスの沼田晶子さん(64)=掛川市=の作品約50点が並ぶ。31日まで。
1~15ミリ幅のリボン状の紙をくるくると巻いたものを組み合わせて花びらや雪の結晶などの形にし、結婚式のウエルカムボードやアクセサリーなど、さまざまなアレンジ作品に仕上げている。
ペーパークイリングの起源は、15~16世紀ごろフランスやイタリアの修道女たちが、当時貴重だった紙の切れ端で聖書などを美しく装飾したことから始まったとされる。その際、羽根ペン(クイル)で巻いたことがクイリングの由来ともいわれる。
沼田さんは創作を始めて15年ほど。「紙とはさみなどがあれば始められる。色や形の組み合わせでアイデアが広がるので、初心者にも熟練者にも楽しい世界」と魅力を語った。午前11時~午後5時(定休日は火、水、木曜日)。
(大岡彩也花)