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【長野】絵と針金で海の生き物表現 大町図書館でアート作品展

ジャンル・エリア : 展示 | 甲信越 | 芸術  2021年10月27日

海の生き物をモチーフにした「水族館」の作品展=大町市の大町図書館で

海の生き物をモチーフにした「水族館」の作品展=大町市の大町図書館で

 海の生き物をかたどった絵と針金アートの作品展「図書館水族館」が、大町市の大町図書館で開かれている。

 市内在住の画家荒井淳さん(53)と造形作家羽田智憲さん(60)が計20点を並べた。31日まで。

 荒井さんはイルカや魚、人魚を題材に金属板を重ねたように表現。幻想的な中にメタリックで固い雰囲気も併せ持つ。羽田さんのラッコやカニ、マンボウは、針金を使いながらも触るとゆらゆら揺れる仕上がり。荒井さんの絵と好対照になっている。

 「ジンベエザメの片思い」と題したコラボ作品もある。荒井さんのジンベエザメの絵はあらかじめ左上のスペースを空けてあり、そこに羽田さんの針金の人魚にライトを当てた影が落ちる趣向だ。

 荒井さんは「気軽に見てもらい、自由に想像してもらえたら」、羽田さんは「優しく揺らして、意外性を楽しんでほしい」と話した。月曜は休館。

 同市大町の「塩の道ちょうじや」でも11月9日まで二人展を開く。水曜休館。

 (日下部弘太)