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【石川】狩女の広場 広まれ交流 あす穴水で福岡さんら開業

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 特産 | 石川  2021年10月29日

広場に置かれたユニットハウスの前で開業に向けた思いを語る福岡富士子さん

広場に置かれたユニットハウスの前で開業に向けた思いを語る福岡富士子さん

ジビエの精肉販売、キッチンカー出店も

 2018年に穴水町へ移住し、ジビエ(野生鳥獣肉)利活用アドバイザーなどで活躍する福岡富士子さん(51)=同町大町=が、移住者4人と協力し取り組む「狩女(かりじょ)の広場」が30日、同町川尻に開業する。にぎわいづくりを目的に地元の農産物、加工品を売る販売場所やキッチンカーを出店するレンタルスペースなどで活用する。地元住民や移住者同士の交流の場となることも期待。開業記念の催しが午前11時~午後4時に開かれる。 (森本尚平)

 「気軽に移住者が相談でき、安心して定住できるような交流拠点をつくりたい」などの思いから福岡さんらが準備を進めてきた。8月にはインターネット上で協力を募るクラウドファンディングで資金を調達。町の補助金なども活用し、空き地約1000平方メートルを拠点に決めた。

 ユニットハウスを置き、福岡さんがジビエの精肉を販売。調理の相談にものる。今後は穴水産のもち米に同町甲の特産品「かぶと味噌(みそ)」を混ぜ、自ら栽培する沖波地区のキビや根木地区の赤いソラマメをそれぞれ入れた「やきもち」を名物として売りたい考え。福岡さんは「にぎわいづくりをこの場所でやっていき、地元特産品をアピールしたい」と意気込む。

看板が掲げられた「狩女の広場」=いずれも穴水町川尻で

看板が掲げられた「狩女の広場」=いずれも穴水町川尻で

 広大な敷地は、レンタルスペースとして貸し出していく。「キッチンカーを出店してもらったり、地元農家さんが野菜を売ったり。移住者がやりたいことを挑戦する場にもしていきたい」と福岡さん。30日は広場お披露目も兼ね、活用例を見てもらおうと催しを開く。林業に携わる女性でつくる「もりラバー林業女子会@石川」と朝の出勤前に異業種交流会を開く「朝活@金沢」の2団体が協力し出店。食育のトークショーのほか、木工体験、クラフト市やキッチンカー2台の軽食販売などが楽しめる。

 広場の住所は川尻ろ62の2。比良郵便局近くのコカ・コーラの赤い旗や「狩女の広場」と書かれた青い看板が目印。