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【石川】のとじま水族館 不思議いっぱい

ジャンル・エリア : 展示 | 水族館 | 生き物 | 石川  2021年11月16日

カラフルな照明が映えるクラゲの展示

カラフルな照明が映えるクラゲの展示

カラフルなクラゲ きれい

 色とりどりの光に照らされ素早い特徴的な動きを見せるクラゲ「カラージェリーフィッシュ」の企画展示が、七尾市ののとじま水族館で開かれている。28日まで。

 カラージェリーフィッシュ(根口(ねぐち)クラゲ目ビゼンクラゲ科)は、オーストラリア西岸から東南アジアの一部海域に生息する。同じ種類でも青、白、黒、赤褐色など色はさまざま。体の色が異なるのは、体内に共生する褐虫藻(かっちゅうそう)の種類や量による影響という。この藻は太陽光で作り出した光合成エネルギーをクラゲに栄養源として供給している。

 展示中のカラージェリーフィッシュのかさは直径6センチ前後。短く太めの触手が活発に動く。水槽では2方向から色が移り変わる発光ダイオード(LED)照明を浴びせ、カラフルなクラゲの遊泳を演出。訪れた人は「かわいい」「癒やされる」と眺めていた。

見た目や生態などが意外な魚を集めた企画展コーナー=いずれも七尾市ののとじま水族館で

見た目や生態などが意外な魚を集めた企画展コーナー=いずれも七尾市ののとじま水族館で

名前はオジサン!? 見た目がサンゴ!?「ぽくない魚」集合

 見た目や名前、生態に意外性のあるユニークな魚を集めた展示「ぽくない魚展~こんなボクも魚です~」が、七尾市能登島曲町ののとじま水族館で開かれている。12月26日まで。

 テーマを変え年に4回開く企画展で、今回は個性的な約20種2000匹の魚を集めた。水槽には目を引く色鮮やかな看板を付け、生態や名前の由来など魚に関する豆知識を紹介している。

 中年男性を思わせる「オジサン」(スズキ目ヒメジ科)と名付けられた魚は、下あごから2本のヒゲが伸びていることが由来。ヒゲは感覚器官で餌を探す時に使われるという。他に「ボロカサゴ」(カサゴ目フサカサゴ科)は獲物を待ち伏せして捕食する魚。体は擬態の役目をしており海底でじっとしていると赤いサンゴのように見える。

 訪れた人は水槽に顔を近づけ面白い魚を眺め楽しんでいた。企画係長の高橋勲さん(47)は「イメージと違う魚を集めたので見てもらいたい」と話した。

 午前9時~午後5時。12月1日から午前9時~午後4時半。高校生以上1890円、中学生以下510円、3歳未満無料。(問)同水族館0767(84)1271

 (大野沙羅)