ジャンル・エリア : 甲信越 | 紅葉 | 自然 2021年11月17日
中川村の「渡場のイチョウ並木」が、深まる秋の日に照らされ、黄金に色づいている。中央アルプスを望む田園地帯で、およそ300メートルにわたって約30本が並ぶ。平日でも多くの人が訪れ、写真映えする美しさを楽しんでいる。「美しい村なかがわ36景」の1つ。
イチョウ並木は1983(昭和58)年、中部電力南向発電所放水路の空き地の有効活用や、ギンナンの特産品化を図り、地区住民が苗木を植えたのが始まり。住民グループが管理しており、今年は11月末まで、夜間のライトアップもしている。
村産業振興課によると、例年は並木全体が同時期に見頃を迎えるが、今年は北側が先にピークを迎え、現在は南側がピーク前。職員は「イチョウ並木は村の11月の名物。今年はイチョウが色づき、散っていく過程が一度に見られる」とPRしている。
(石川才子)