ジャンル・エリア : 展示 | 神社・仏閣 | 芸術 | 静岡 2021年11月22日
真言宗寺院「長楽寺」(浜松市北区細江町)の庵主(あんしゅ)吉田真誉さん(53)による仏画展「秋の仏さま展」が、同寺の客殿で開かれている。28日まで。
立山(富山県など)の風景とともに阿弥陀仏の来迎を描いた「立山曼荼羅(まんだら)」、大自然の中で仏が瞑想(めいそう)する「メディテーション」など約50点が並ぶ。どれも墨や岩絵の具を使い、仏が愛らしく描かれている。例年、東大寺(奈良市)で個展を開催してきたが、コロナ禍で昨年から自坊の長楽寺で開くことにした。
作品には、どんな仏が描かれているのかという解説も付け、「絵を通して、いろいろな仏さまに出会ってほしい」と呼び掛ける。
「遠州三名園」の1つに数えられる境内の庭園では、ドウダンツツジの紅葉が間もなく見ごろを迎える。入場無料だが、拝観料300円が必要。期間中には、吉田さんの法話「仏さまのお話し会」が23日午前10時、27日午前10時の2回開かれる。23日は吉田さんによる仏画のライブペインティングもある。(問)同寺=053(522)0478
(小佐野慧太)