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【岐阜】先人たちの信仰を紹介 垂井ゆかりの仏像や絵図展示

ジャンル・エリア : 展示 | 岐阜 | 歴史  2021年11月30日

町内の寺が所蔵する「祈り」をテーマにした彫刻作品を紹介する亀田さん=垂井町タルイピアセンターで

町内の寺が所蔵する「祈り」をテーマにした彫刻作品を紹介する亀田さん=垂井町タルイピアセンターで

 垂井町ゆかりの仏像や絵図を通し、信仰の歴史を紹介する企画展「垂井と祈りの力」が、町タルイピアセンター歴史民俗資料館で開かれている。天災や疫病の危機下で、先人たちが神仏を心のよりどころとしていたことがうかがえる。12月12日まで。

 町内から出土した土器のほか、寺や神社が所有する彫刻、仏像など約60点が並ぶ。奈良から平安時代にかけ「馬は天災や疫病を運ぶ」という言い伝えがあったことから馬形の土器の足が折られた「土馬」や、浄土真宗の宗祖、親鸞の教えにより救われた人々の様子を表現した彫刻もある。

 学芸員の亀田剛広さん(37)は「昔の人も、苦しい時には祈ることで未来への道を切り開いてきたということを感じてもらえたら」と話す。午前10時~午後6時。入場無料。月曜は休み。 (柳田瑞季)