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【岐阜】下呂・金山に築90年の空き家活用し民泊 東京から移住の佐藤さん

ジャンル・エリア : グルメ | 岐阜 | 特産  2021年12月01日

「つむぎ」の玄関に立つ佐藤さん=下呂市で

「つむぎ」の玄関に立つ佐藤さん=下呂市で

 宿泊や食事ができ、仕事場としても利用できる「コミュニティカフェ・民泊 つむぎ―Tsumugi―」が、下呂市金山町金山にオープンした。築90年の空き家を活用し、カフェで提供するのは、地元の食材を使い、中学生の助言も受けたメニュー。東京から移住してきた経営者の女性は「地域住民が集い、さまざまな関係を紡いでいけるような場になれば」と意気込んでいる。(上田千秋)

 古い建物が立ち並び、飛騨街道の宿場町の面影を残す町中心部から1本入った路地に、つむぎはある。経営者の佐藤文(あや)さん(38)は「昔の家だけど、あまり直さずに使えています」と説明する。

 佐藤さんは山形県鶴岡市出身で、英国の大学院を出た後、都内のシンクタンクに就職。今年初めごろから「今の社会の在り方は、人間が幸せになるのにベストではない。人と人とが支え合って生きている地方にこそ、可能性があるのでは」と考えるようになったという。

 空き家バンクのホームページで物件を探し、岐阜県と静岡県で10軒ほど見た結果、広さと雰囲気から最も気に入ったのが、金山の民家だった。初めて訪れた金山の地も「山の風景とエメラルドグリーンの飛騨川を見て、『古里感』があった」という。

 
季節のフルーツやイモ類を使ったあんみつ

季節のフルーツやイモ類を使ったあんみつ

 カフェでは、昼は食事やスイーツ、夜は酒も楽しめる。金山中2年の生徒が「商工会の経営指導員になる」という職場体験でオープン前に訪れ、佐藤さんに「旬の食材を入れてみては」などとアドバイス。フルーツとイモ類を使ったあんみつや、パンケーキなどをメニューに取り入れ、一緒に出すお茶も含めて、地元産にこだわった。

 英会話、料理、陶芸の教室なども開き、講師は佐藤さんと地元の人が務める。佐藤さんは「いろいろな人がアイデアを共有し、金山のいいところを発信していければいい」と語った。

 宿泊は1泊朝食付き5000円、仕事などもできるラウンジの利用は無料(ドリンクの注文が必要)。(問)佐藤さん=090(4461)6266

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