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【石川】ニホンカモシカ みいつけた 県白山自然保護センターの観察舎

ジャンル・エリア : 動物 | | 生き物 | 石川  2021年12月06日

双眼鏡や望遠鏡でブナオ山の野生動物を観察する来館者たち=白山市尾添で

双眼鏡や望遠鏡でブナオ山の野生動物を観察する来館者たち=白山市尾添で

 白山麓の野生動物を見られる白山市尾添の県白山自然保護センターブナオ山観察舎が、今季の営業をしている。国特別天然記念物のニホンカモシカやニホンザル、県鳥イヌワシなどの姿を備え付けの望遠鏡や双眼鏡で楽しめる。

 観察舎では、最大20倍の望遠鏡や、双眼鏡、望遠鏡の映像を映し出すモニターで、尾添川を挟んだ500メートル先の対岸にあるブナオ山(1,365メートル)の斜面に現れる野生動物を見られる。冬季は草木が葉を落として、動物の隠れる場所が少なくなり、見つけやすい。

 5日は、来館者がうっすら雪の積もった斜面にニホンカモシカやイノシシを発見すると、「いたいた」「おー、でかい」と歓声を上げていた。職員の山下光信さん(64)は「いろんな動物のありのままの姿を見に来てほしい」と来場を呼び掛けた。

 最寄りの観光道路「白山白川郷ホワイトロード」が冬季閉鎖のため、約500メートル手前で車を止め、歩く必要がある。積雪時には防寒着と長靴が必要。年末年始を除く来年5月5日まで開館。利用無料。午前10時~午後4時。(青山尚樹)