ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 文化 | 歴史 2021年12月06日

展示された新種アンモナイトの化石2点=朝日町不動堂のまいぶんKANで
朝日町にある約1億8500万年前(前期ジュラ紀)の地層「来馬層群(くるまそうぐん)」から発見され、今年7月に新種と判明したアンモナイトの化石2点の展示が4日、同町不動堂の埋蔵文化財保存活用施設「まいぶんKAN」で始まった。
2点はいずれも1980(昭和55)年に見つかり、現在、富山市科学博物館が所蔵している。今年7月、福井県立恐竜博物館の中田健太郎研究員を中心としたチームが調査したところ、殻の巻きが緩く、線状の膨らみが明瞭で間隔が不規則なことなどから、新種アンモナイト「アマルチウス・オリエンタリス」として発表した。
施設は2点を、現在開催中の企画展「朝日町のアンモナイト化石」の目玉として追加展示した。川端典子学芸員は「発見から40年以上を経てから新種と分かったことにロマンを感じる」と述べた。
展示は来年1月10日まで(14、21日と28日~1月4日は休館)。入館料は一般200円、高校生以下無料。(松本芳孝)