ジャンル・エリア : 展示 | 岐阜 | 工芸品 2021年12月08日
新年を前に、県重要無形文化財「志野」保持者の陶芸家、林正太郎さん=土岐市=の酒器展が、多治見市本町の陶都創造館内にある美濃陶芸の店「井筒(いづつ)」で開かれている。来年1月16日まで。
林さんがこの1年に制作した酒器約60点を並べた。釉薬(ゆうやく)が縮んでひび割れたような「かいらぎ」の多さや深さが特徴的な志野や、林さん独自の技法である「鬼黒(おにぐろ)」のぐいのみなど、独創的な作品をそろえた。井筒の佐藤隆夫社長(61)は「小さなぐいのみに林さんの技術と経験が詰まっている。唯一無二の作品を見てほしい」と話す。29日~1月3日は休み。(問)井筒=0572(24)6933
(片岡典子)