ジャンル・エリア : 展示 | 甲信越 | 芸術 2021年12月10日
安曇野市出身の黒板アーティスト錦鯉野アキコさん(46)が、来年のえとにちなむ巨大な虎の絵を、大町市の国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で制作している。高さ1.8メートル、幅5.4メートルの黒い木の板に6頭が登場。11日に完成予定だが、ニシキゴイのかぶり物で制作中の様子も「どんどん見に来て」と話す。
錦鯉野さんは2016年に黒板アートを始めた。美術を学んだことはなく、中学時代には美術部を1年で退部。会社勤めの傍ら、好きな魚の絵を描いてインスタグラムに投稿するうち依頼が舞い込むようになった。
当初はパンダのマスク姿で制作していたが、3年目に知人からニシキゴイのかぶり物を勧められ、アーティスト名も変えた。昨年11月には勤め先を辞め、絵を専業にした。
主にチョークを使うが、今回はオイルパステルという画材で7日に描き始めた。多彩な表情の虎に加え、竹なども入れるつもりだ。「年賀状に使ったり、SNSに投稿してもらえたらうれしい」と錦鯉野さん。インフォメーションセンター前に来年1月30日まで展示する。
月曜と年末年始休み。同園=0261(21)1212
(日下部弘太)