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【石川】色がうたう 陶板画 加賀の海部さん 21美で展示

ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術  2021年12月23日

身近なモチーフを鮮やかな色彩で表現した作品が並ぶ企画展=金沢21世紀美術館市民ギャラリーBで

身近なモチーフを鮮やかな色彩で表現した作品が並ぶ企画展=金沢21世紀美術館市民ギャラリーBで

 加賀市吸坂(すいさか)町の色絵磁器画工、海部(あまべ)公子さん(82)が1990年代に雑誌「小説新潮」の表紙に描いた陶板画を紹介する「海部公子 色絵磁器陶板画展」が、金沢市の金沢21世紀美術館市民ギャラリーBで開かれている。26日まで。

 海部さんの陶板画は1994年1月~97年3月に小説新潮の表紙を飾った。企画展では原画の陶板画36点と各号を並べて展示。愛犬や猫、丸々と太ったハクサイ、農村風景など、「生活の実感」を大切にする海部さんらしいモチーフが、鮮やかな色彩で陶板に焼き付けられている。

 海部さんは20歳で洋画家・陶芸家の硲(はざま)伊之助(1895~1977年)に弟子入りし、ともに加賀市で「九谷吸坂窯」を築いて色絵磁器の制作に打ち込んできた。企画展は小松市佐美町の願船寺住職横山英昭さん(68)が主催。18歳の時に硲の工房を訪れ、師弟の作品に感銘を受けて以来、交流を続けている。横山さんは「(海部さんは)色絵磁器を素材にしていちずに絵画性を追求するまれな人。“色がうたう”表現を見てほしい」と話す。入場無料。午前10時~午後6時。(小室亜希子)