ジャンル・エリア : オブジェ | 三重 | 展示 2021年12月28日
大雪で鈴鹿市深溝(ふかみぞ)町にある稲わら製の「かさ地蔵」が27日、頭に雪をのせ「昔話のよう」と家族連れらが写真撮影に訪れた。
作品の題材は「おじいさんが雪をかぶった地蔵をふびんに思って、かさをかぶせたら金銀財宝を授かる」という昔話。雪化粧した鈴鹿山脈を背景に高さ4.5メートルの作品が立ち、制作した地元の深伊沢(ふかいざわ)地域づくり協議会の名村一宏会長(79)は「これが本当のかさ地蔵ですね」と話す。
設置場所の深溝ライスセンターは山沿いの地域なので、ひと冬に何回か積雪があり、来年3月末までの展示期間中、今後も昔話の風景が見られそうという。 (酒井直樹)