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【福井】名前にトラの石や虫 福井市自然史博物館で干支にちなむ企画展

ジャンル・エリア : 動物 | 展示 | 生き物 | 福井  2022年01月12日

 今年の干支(えと)にちなんだ企画展「寅(とら)~虎の名を与えられた石と生き物たち~」が、福井市自然史博物館で開かれている。トラと同じ黄、黒色の体色やしま模様が特徴的な動物の剥製、石など約40点を紹介している。2月6日まで。

 名前にトラがつく鳥の剥製や虫の標本、石などを館蔵品中心に並べた。「虎石」は砂と泥の層が繰り返し積もった堆積岩で、美しい白と黒のしま模様が特徴的。美浜町の和田海岸などで見つかっている。

 鳥の剥製は体に黒い縦じまがあるミミズク「トラフズク」や、黄と黒色のまだら模様がある「トラツグミ」を展示。ほかにトラ、ライオンといったネコ科の動物が分類される「食肉目」のうち、キツネやタヌキなどの剥製も紹介している。

 有馬達也学芸員は「多様な生き物や物の名前に『トラ』は含まれていて、古くから親しまれてきたことが分かる」と話し、来館を呼び掛けていた。入館料100円。月曜日が休館。 (玉田能成)