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【富山】「ライチョウ列車」出発 富山地鉄 山岳観光イメージ

ジャンル・エリア : 乗り物 | 富山 | 鉄道  2022年01月12日

ライチョウをモチーフにしたデザインをラッピングした「富山もようトレイン」

ライチョウをモチーフにしたデザインをラッピングした「富山もようトレイン」

ダイヤ固定せず 来月 立山、宇奈月巡る

 富山地方鉄道(富山市)は11日、県鳥のライチョウをモチーフにしたデザインを車体全面に施した列車「富山もようトレイン」の運行を始めた。多くの人に見てもらうためダイヤを固定せずに全線で走らせ、来月からは立山、宇奈月方面の観光列車としても活用していく。 (平井剛)

 2両編成の列車にデザインフィルムを貼り付けた。車体全面を覆った「ラッピング列車」の導入は同社の鉄道線では初めてで、観光庁から全額補助を受けた。

 デザインは、テキスタイルデザイナーの鈴木マサルさんが制作。チューリップや合掌造り、日本海などの富山にちなんだ数あるデザインの中から、田園風景に映え、山岳観光をイメージするライチョウが最もふさわしいとして選んだ。

 この日は電鉄富山駅で運行開始の式典があり、同社取締役鉄軌道部長の村井義治さんが「沿線の皆さんにぜひ見て、乗って、楽しんでもらいたい」とあいさつした。稲荷元町保育所の園児30人が遊戯を披露した後、村井さんや鈴木さん、代表園児らがテープカットして祝った。この後、鈴木さんら20人が乗車し、列車は上市駅へと向かった。

運行開始を前に遊戯を披露する園児たち=いずれも電鉄富山駅で

運行開始を前に遊戯を披露する園児たち=いずれも電鉄富山駅で

 同社は来月、立山と宇奈月の2コースを同列車で巡る特別ツアーを開催する。詳細は近日中に富山地鉄サービスのホームページで公開し、予約申し込みも受け付ける。