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【静岡】「江川邸」来場者にティッシュ配布 所蔵品の写真など72種

ジャンル・エリア : 歴史 | 静岡  2022年01月14日

江川英龍の絵画や所蔵品などをラベルにしたオリジナルポケットティッシュの一部

江川英龍の絵画や所蔵品などをラベルにしたオリジナルポケットティッシュの一部

 伊豆の国市にある国指定重要文化財「江川家住宅(江川邸)」は、江戸後期の36代当主江川英龍(ひでたつ)(1801~55年)の命日の16日から、来場者にオリジナルのポケットティッシュを配布する。名代官として知られた英龍が描いた熟練の絵画や、貴重な所蔵品の写真などをあしらった72種類のラベルを封入している。 (藤浪繁雄)

 英龍は海防のため西洋砲術の必要性を唱え、鉄砲などの鋳造用として韮山反射炉の築造に尽力。日常生活は質素倹約に努め、パン食を普及し「パンの祖」とも称された。植物や魚類、昆虫などを繊細なタッチで描き多才ぶりも発揮した。

 江川邸では昨年暮れから、6種類のオリジナル缶バッジを来場者に贈呈している。バッジの在庫が少なくなってきたため、第2弾としてティッシュを用意した。

 江川邸は昨年から主屋の屋根ふき替え工事が続いていて、展示の見学が制限される場合もある。ティッシュの配布は工事が終わる8月ごろまで。次回以降、ティッシュのラベルを提示すれば、入場料が100円引きとなる。