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【富山】金工と漆 27作家の美 高岡 イセ文化財団 展覧会

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 工芸品  2022年01月17日

故加山又造さんの作品と漆工芸が展示されているギャラリー=高岡市福岡町福岡新のイセ食品富山事務所で

故加山又造さんの作品と漆工芸が展示されているギャラリー=高岡市福岡町福岡新のイセ食品富山事務所で

 世界的な美術品収集家の伊勢彦信さん(鶏卵会社イセ食品の創業者)が代表理事を務めるイセ文化財団(東京都)は、高岡市福岡町福岡新のイセ食品富山事務所のギャラリーで、県内外の金工と漆の作家27人の作品を集めた「工芸の美-金工と漆-」展を開いている。2月10日まで。入場無料で一般公開している。

 ギャラリーは、日本画家の故加山又造さんの作品を常設展示。通常の鑑賞は招待者に限定しているが、今回はコロナ禍で展覧会の開催が中止や延期することが多い状況を踏まえ、美術鑑賞できる機会と作家が作品を発表できる場づくりとして誰でも入館して鑑賞できるようにした。

 故加山さんの四曲一双びょうぶ「月光波濤(はとう)」や巨大陶板作品「おぼろ」など10点が並ぶ会場に、漆塗りの大型オブジェで独特の世界観を表現する青木千絵さん(金沢市)の作品などが展示されている。金工では伝統工芸士・般若保さん(高岡市)の吹分(ふきわけ)花器などの作品が並ぶ。

 開館時間は午前10時~午後5時(受け付けは午後4時半まで)。会期中は無休。新型コロナウイルスの県内の感染状況により入場制限する場合がある。(武田寛史)