ジャンル・エリア ： 三重 | 展示 | 芸術　 2022年01月25日

受講生が制作した伊勢型紙の作品が並ぶ会場＝津市桜橋２の東海労働金庫津支店で

　津市白塚公民館の伊勢型紙講座の受講生らによる作品展が、同市桜橋２の東海労働金庫津支店で開かれている。来月４日まで。

　５０～８０代の１４人が、渋紙や和紙を切り抜いて制作した４６点を展示。文様の作品では、ツルとカメをテーマに羽１枚１枚や甲羅の凹凸を細かく表現したり、きりで開けた穴のみで花や葉などの柄を制作したり、手仕事の技が光る。干支（えと）の寅（とら）や節分の鬼と豆など、季節を意識した作品もある。

　代表の東能章（よしあき）さん（７０）は「講座では互いに教え合いながら技術を高めている。使われている技法を見てほしい」と話している。

　平日と日曜、第３土曜の午前９時～午後４時、鑑賞できる。　（坂田恵）