ジャンル・エリア : イベント | 三重 | 展示 | 文化 2022年02月07日
歴史ある城下町の町家や商店にひな人形を飾る催し「伊賀上野 城下町のおひなさん」が、伊賀市中心部で開かれている。桃の節句にちなんだ限定メニューを提供する飲食店もあり、見て、食べて、街歩きを楽しめる。3月3日まで。
市民らでつくる実行委員会の主催。本町通りに並ぶ商店を中心に、約50カ所で華やかなひな人形を見ることができる。
「豆挽売店 永尾珈琲」(上野魚町)の和室には、昭和初期に大阪で作られた「浪華御殿飾り」が並ぶ。50年ほどしまい込まれていた一式を、催しを機に8年前から飾るようになったという。20体以上の人形や調度品と一緒に、つるしびなや立ちびなを描いた掛け軸なども展示している。
店主の永尾幸憲さん(70)は「最近は段飾りの人形を見る機会も少ない。昔ながらのおひなさまの魅力を感じてほしい」と話した。新型コロナウイルス感染対策で予定していた体験プログラムは中止した。(新居真由香)