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【愛知】「日没から日の出」アートに 豊田市美術館で特別展、5月8日まで

ジャンル・エリア : オブジェ | 展示 | 愛知 | 芸術  2022年02月15日

展示作品について説明する都筑さん(左)=豊田市美術館で

展示作品について説明する都筑さん(左)=豊田市美術館で

 日没から日の出までの時間帯が持つイメージをテーマに、豊田市美術館の所蔵品などを紹介する特別展「サンセット/サンライズ」が15日から、同館で始まる。県立芸大卒で、神奈川県逗子市を拠点に制作を続ける小林孝亘さんが、ゲストアーティストとして出品する。5月8日まで。(服部桃)

 小林さんは、枕を題材にした2021年の「Pillow(ピロー)」など、1990年代の作品から新作まで10点余を出品。小林さんを含め、国内外の作家の絵画や彫刻など120点が並ぶ。日没直後や日の出直前の時間帯「マジックアワー」や「死/生」「終わり/始まり」など6つの章に分けて展示を構成した。

 また、館内で同時開催する新作展「真昼」は、明るい海辺を描いた新作や、小林さんが同館所蔵品から選んだ作品を展示する。

 市民芸館の都筑正敏館長が市美術館の学芸員だった1年ほど前に企画、準備してきた。先の見えないコロナ禍にあっても、誰にでも平等に訪れる自然現象を通して「当たり前の日常を考え直す機会になれば」と話す。市民芸館では特別展に合わせ、小林さんの作品を展示している。