ジャンル・エリア : 福井 | 自然 | 花 2022年03月01日
福井市の一乗谷朝倉氏遺跡で、早春に咲くマンサクの黄色い花が残雪の風景に彩りを添えている。
マンサクは「まず咲く」「真っ先」が語源とも言われ、いち早く春を告げる花として知られる。遺跡に沿って流れる一乗谷川の周辺には8本の木があり、2月初旬から花が咲き始めた。
今年は雪の日が多く、朝倉氏遺跡保存協会の岸田清会長(74)は「枝に積もった白い雪に黄色い花が映える光景を何度も見られて、カメラマンたちが喜んでいた」と話す。
28日は、時折訪れる観光客がマンサクを横目に散策を楽しんでいた。ひも状の細長い花びらが特徴の花は、3月中旬まで楽しめそう。
(山本真喜夫)