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【三重】昭和と平成の懐かしき伊勢志摩 鳥羽の油彩画家・野村さん作品展

ジャンル・エリア : 三重 | 展示 | 芸術  2022年03月07日

展示会場で作品を解説する野村さん=鳥羽市の商業施設ハローで

展示会場で作品を解説する野村さん=鳥羽市の商業施設ハローで

 鳥羽市の油彩画家、野村昭輝さん(79)の作品展が同市の商業施設ハローで開かれている。1980年代半ばから2000年代初めまでの、昭和と平成の各時代に伊勢志摩地域の風景を描いた作品を中心に計16点を展示している。15日まで。

 目を引くのは、出身地でもある同市松尾町の民家を繊細なタッチで描いた平成初期の絵画。現在では建物が建て替えられていたり、さら地になっていたり、景観が変化しており、周辺住民には時の流れを感じさせる作品になっている。

 野村さんは「『昔懐かしい』と共感してもらえれば。日陰になっている部分など、細部の表現なども見ていただきたい」と話す。

 野村さんは1960年に、三重交通でバスの整備士をする傍ら、独学で油彩画を始めた。60年以上、伊勢志摩地域の風景などを描き続けており、作品数は3000点を超える。鳥羽、志摩両市で絵画教室も主宰する。 (北浜修)