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【岐阜】コロナに負けず新客層開拓 開業50周年、郡上・鷲ケ岳スキー場

ジャンル・エリア : イベント | スポーツ | 岐阜 | 自然  2022年03月11日

50周年記念事業が続く鷲ケ岳スキー場=郡上市高鷲町で

50周年記念事業が続く鷲ケ岳スキー場=郡上市高鷲町で

 郡上市高鷲町の「鷲ケ岳スキー場」で、開業50周年記念事業が繰り広げられている。スキー場は長引くコロナ禍の影響を受けているが、感染防止対策を強化しながら新たな客層を掘り起こしている。

 運営会社の東和観光によると、鷲ケ岳スキー場は1971年に誕生した。現在は全長2600メートルのパノラマウェイはじめ13コースがあり、雄大な自然の中で滑走が楽しめる。

 今シーズンは昨年12月10日のオープン以来、50歳の来場者のリフト1日券を半額にする「同い年特典」を提供。マスコットのタケゾーくんカードを配ったり、レストランのランチを格安で出す月替わりイベントを続けている。今月14~18日には、リフト券返却時に来期に使えるリフト1日半額券1枚をプレゼントする。

 3年目を迎えた「ヤング応援キャンペーン」では、会員登録した19歳の来場者のリフト1日券を無料とし、20~22歳は半額にしている。その効果もあり、最近はゲレンデに若者の姿が増えた。毎週火曜は女性のリフト1日券を無料にする「レディースデー」としている。

 スキー場は東海北陸自動車道高鷲インターチェンジから約3キロという好立地にあり、関西や西日本の来場者が多い。コロナ禍による外出自粛の影響は避けられないものの、客足は例年並みに近づいている。スタッフらは「制約が多い生活が続く中で、スキー場はストレス発散の場になっているようだ」と話し、マスク着用の呼びかけや施設の消毒、換気などを徹底している。 (中山道雄)