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【静岡】平和の願いを込めたモニュメント 磐田市で披露

ジャンル・エリア : オブジェ | 展示 | 工芸品 | 静岡  2022年03月24日

恒久平和の願いを込めて制作されたガラス製モニュメント=磐田市新造形創造館で

恒久平和の願いを込めて制作されたガラス製モニュメント=磐田市新造形創造館で

 磐田市が、広島市の平和記念公園にある「平和の灯」を譲り受けて制作したガラス製のモニュメント「磐田平和の灯(ともしび)」が完成し、磐田市新造形創造館でお披露目された。

 市民から「平和のために」と寄せられた35万円を生かし、恒久平和の願いを形にした。白と黒の炎が燃え盛るデザインで、高さ60センチ、直径40センチ。高橋由利子副市長が昨年11月11日に広島市で採火。同館の炉に移し、ガラス工芸専任講師の熊倉愛さんが、白色に平和を願う気持ちを、黒色には戦禍を忘れない気持ちを込めた。

 市役所1階に置いて、地域や世代を超えて一人一人が命の大切さや平和の尊さを考え、思いを次世代につないでいくための象徴にする。戦災の企画展では巡回展示をする。

 お披露目では、市内の中学校の代表生徒ら関係者15人が出席。草地博昭市長はあいさつで「自分も正しい、相手も正しいと考え、歩み寄れれば、争いは減っていくのではないか」と、平和を維持するための努力を呼び掛けた。 (宮沢輝明)