ジャンル・エリア : テーマパーク | 三重 | 花 2022年04月06日
津市の赤塚植物園が運営する赤塚シャクナゲガーデン(同市高野尾町)で、早咲きのシャクナゲが見頃を迎えている。同園には深紅から白まで色とりどりの200種類以上、計3000株が並ぶ。本格的な見頃は今月中旬―下旬になるという。
シャクナゲはツツジの仲間で、くす玉状のふっくらとした花びらが特徴。同園では、早咲きで燃えるような赤の「ネリアーブレッド」や濃いピンクの「ミセスフジイ」が大輪を咲かせている。
今後、黄を帯びた白の「黄山」や淡いピンクの「ウェディングブーケ」なども見頃を迎える。同園は日本の気候に合った品種を開発しており、シャクナゲガーデンでしか見られない独自の品種も多い。愛知県常滑市の会社員の男性(50)は「きれいな花に囲まれて日常を忘れますね」と花々を見つめていた。
ガーデン事業部の三枝二郎課長は「本来は高山に多いシャクナゲを40年以上かけて平地で楽しめるように育ててきた。歴史を感じてほしい」と呼び掛けた。
開園は午前9時~午後4時半(最終入場は同4時)。入場料は大人700円、高校・中学生は350円、小学生以下は無料。 (鎌倉優太)