ジャンル・エリア : 岐阜 | 自然 | 花 2022年04月13日
恵那市串原の木根地区一帯で、約2000本のしだれ桃が見頃を迎えた。赤、白、ピンクの花が咲き誇り、山あいの里に彩りを添えている。
住民有志でつくる「きね四季花会」が11年前から、耕作放棄地など3ヘクタールに植栽してきた。このうち、会長の三宅明さん(82)方の周囲に広がる1.5ヘクタールの「きねしだれ桃園」では、段々畑などの跡に植えた600本が満開。色鮮やかな花が水田に映えている。
会員が高齢化する中、将来的な活動資金の確保を見据え、この春から園内に募金箱を設置。来園者に協力金を募り、返礼品として会が開発した新商品「しだれ桃マドレーヌ」を手渡している。
しだれ桃は来週後半ごろまで楽しめる見込み。三宅さんは「田畑の荒廃が進む中、四季折々の花が楽しめる里づくりを継続していきたい」と話す。(長谷部正)