ジャンル・エリア : 岐阜 | 文化 | 花 2022年04月14日
1000本の八重桜を誇る海津市南濃町奥条の羽根谷だんだん公園で、谷沿いの桜並木が見頃を迎えている。こいのぼりが谷をまたいで飾られており、好天の13日には訪れた人たちが撮影やピクニックを楽しんでいた。
公園にある県さぼう遊学館の日置智学芸員によると、今年の開花に向けて肥料を改良。剪定(せんてい)にも力を入れて「花の色が良くなった」と話す。こいのぼりは海津市が誕生する前の旧南濃町時代に始まった。いずれも寄贈品で、今年は21匹が泳ぐ。こいのぼりは遊学館の前にも飾られている。
愛知県稲沢市の主婦(31)は、写真共有アプリのインスタグラムで知り、2人の子どもを連れて初めて訪れた。「きれいで、広いから人も少なく感じる。来年もこの時期に来たい」と笑顔を見せた。
日置さんによると、八重桜とこいのぼりの共演は今月下旬まで楽しめそう。こいのぼりは5月8日まで掲げる。(藤野治英)