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【三重】地元食材提供、ステイ快適に ホテル津センターパレス

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 三重 | 特産  2022年04月26日

三重の豊かな森林をイメージしたロビーラウンジ

三重の豊かな森林をイメージしたロビーラウンジ

 津市大門の複合ビルに25日開業した「ホテル津センターパレス」は、周辺に位置する市役所などの行政機関や企業を訪れるビジネス客、新型コロナウイルス禍収束後の観光客の需要を見込む。この日、ホテルで記者会見した運営会社「リオ・ホテルズ」(東京)の臼杵紗季社長は「快適な滞在をコンセプトにした価値を提供することで集客を図る」と意気込みを語った。 (鎌倉優太)

 新たなホテルは「津センターパレス」の1~9階に入る。7~9階の客室数を83室から90室に増やし、木材を基調とした和の内装にこだわった。2階ロビーは森林をイメージしており、観葉植物をふんだんに配した。料金は時期によるが、シングル素泊まり約8000円。

 朝食を提供する2階のレストラン「Dining EMI」は宿泊客以外も利用可能。バイキング形式で松阪牛のローストビーフや伊勢うどんなど、県内の地元食材で作った40種類を並べる。

和の雰囲気を取り入れた客室=いずれも津市大門のホテル津センターパレスで

和の雰囲気を取り入れた客室=いずれも津市大門のホテル津センターパレスで

 6月末から料理を注文する形式でのランチ営業も始める予定。

 7月ごろには県産魚介や松阪牛を使った鉄板や鍋料理を提供するディナー用のレストラン「黒がね」をオープンする。厨房(ちゅうぼう)だった6階を改装した宿泊客向けの露天風呂付き大浴場も8月ごろに開設を目指す。

 ビルは商店街の周辺にあり、入居していた「都シティ津」が昨年2月で営業を終了したことで、地元には人通りが減るなどの懸念が出ていた。

 リオ・ホテルズの臼杵社長は「周辺の大門の地域の人たちとも協力し、イベントにも積極的に協力したい」と話した。