ジャンル・エリア ： 展示 | 福井 | 芸術　 2022年04月26日

いわさきちひろが絵の傍らに描いた猫やチョウ、小鳥などにスポットを当てた展示会＝越前市の「ちひろの生まれた家」記念館で

　越前市天王町の「ちひろの生まれた家」記念館で、春の企画展「かわいいものが好き」が開かれている。同市出身の絵本画家いわさきちひろの作品で、絵の一部にさりげなく描かれた猫や小鳥、人形など身近な「かわいいもの」にスポットを当てた。６月６日まで。

　最新技術で原画の色合いや風合いをデジタル情報で保存し、精巧に複製した「ピエゾグラフ作品」１４点が並ぶ。

　ちひろの作品には子どもや花をメインに描いた絵が多いが、絵の傍らにも小動物などのかわいらしいモチーフがよく描かれている。

　企画展では、おままごとをする子どもたちのそばに座っている猫や、チューリップの周りを飛ぶチョウなど作品の中に何げなく描かれている小さなパーツに着目し、紹介している。

　午前１０時～午後４時。火曜休館。入館料は３００円で、高校生以下は無料。

　（堂下佳鈴）