ジャンル・エリア : イベント | 富山 2022年05月06日
富山市布瀬の布瀬南公園で5日、青空古本市が開かれた。快晴の下、新書や文庫本、漫画本、レコード、50年ほど前に発刊された雑誌など、さまざまな書籍やCD計約5000点がずらりと並んだ。
古本市は富山ユネスコ協会青年部(同市)が1977(昭和52)年から毎年5月と10月に開催して91回目。地域住民らからの寄贈を受けた本を100~500円程度で販売し、その収益金を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界寺子屋運動など、東南アジアに学校施設を建てたり運営したりする資金に充てている。
通りがかった住民や公園に遊びに来た親子連れらが目当ての本を探していた。富山短期大や富山国際大の学生らがボランティアとして運営を手伝った。青年部の池上勁(つよし)部長(78)は「探している本は見つからないかもしれないが、思いがけない本との出合いがあるかも。ぜひ来てほしい」と話している。
青空古本市は8、15、22、29日にも開催する。午前11時~午後4時まで。会場では本の寄贈も受け付けている。(西村理紗)