ジャンル・エリア ： 展示 | 歴史 | 神社・仏閣 | 福井　 2022年05月13日

山車を写した大型パネルがあるフォトスポット＝敦賀市のみなとつるが山車会館で

　敦賀市のみなとつるが山車会館１階ロビーに、気比神宮例大祭で練り出す山車を写した大型パネルのフォトスポットが新設された。北陸新幹線敦賀開業に向けて進める山車の魅力向上事業の一環。舞台上の武者人形に飾るかぶとや陣羽織など衣装の貸し出しもしており、山車の勇壮な雰囲気を体感しながら記念撮影ができる。

　パネルは高さ約３メートル、横約４.５メートル。夜空に満月が浮かぶ気比神宮の大鳥居の前に、迫力のある山車４基が一堂に並んでいる。

　貸し出す衣装のかぶとと陣羽織は大人用と子ども用を用意。敦賀城主・大谷吉継が身に付けていた格好をモチーフにした甲冑や白い頭巾もある。小道具では模造の刀や弓をそろえた。

　また山車展示室を一部改装し、背景幕を紅白模様から気比神宮の大鳥居を写した物に替えた。山車を引く子どもたちを再現した人形の法被などの衣装も新しくした。

　同館では今後、他の展示室や山車の紹介動画のリニューアルも進める予定。堂田英治館長は「敦賀の山車を少しでも多くの人に知ってもらえるようにしていきたい」と話している。入館料３００円、高校生以下は無料。月曜休館。
　（栗田啓右）