ジャンル・エリア : 三重 | 展示 | 芸術 2022年05月30日
板に打ったくぎに何重にも糸をかけ、複雑な幾何学模様を作った「糸かけ曼荼羅(まんだら)」の展示が、松阪市魚町の豪商のまち松阪観光交流センターで開かれている。6月30日まで。
同市柚原町の作家、家崎義章さん(61)が、作品計26点を出展。緑や青、赤色の糸を使い、鳳凰(ほうおう)をイメージした模様を描いた作品のほか、サクラの花をかたどった作品や、柚原町の農園が手作りした藍で染めた糸を使った作品など、色も模様もさまざまな糸かけ曼荼羅が並ぶ。
家崎さんは、7年ほど前に市内の嬉野地域から柚原町に移住した。作品は市美術展や県展などに出品しており、2020年の市美術展では彫刻・工芸部門で一席に輝いた。
家崎さんは、「単純な仕掛けからできた複雑で美しい模様を楽しんでほしい」と話している。午前9時~午後6時で、最終日は午後3時まで。
6月16日午後には、柚原町の交流施設「うきさとむら」で、糸掛け曼荼羅の制作体験もある。事前予約が必要で5名を受け付ける。料金は昼食付で4000円(税込み)。(問)うきさとむら=0598(35)0201
(奥村友基)