ジャンル・エリア : まつり | 富山 | 展示 2022年06月01日

昭和時代にあった津沢あんどん夜高祭の写真パネルが並ぶ会場=小矢部市の津沢あんどんふれあい会館で
6月3、4日に3年ぶりに開かれる小矢部市の津沢あんどん夜高祭に関心を持ってもらおうと、津沢あんどんふれあい会館は31日、昭和時代に撮影された祭りの写真パネル展示を始めた。8月31日まで。
写真は同市の窪城(くぼき)良雄さんから提供を受けた23枚をパネルにして展示。最も古いのは戦前の1935(昭和10)年で、西町の若衆が大あんどんの前で記念撮影した。ほかには、迫力満点の大あんどん同士のぶつかり合いや、雨の中でビニールシートをかぶせて町内を練り回す様子なども切り取った。
辻道夫館長(68)は「歴史があるからこそ今がある。これからも今の世代への伝承に力を入れていきたい」と語った。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、過去2年は中止。今年は、3日に7町のうちの6町の大あんどんを含む大中小のあんどん16基が巡行。4日夜は恒例のぶつかり合いがある。 (広田和也)