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【長野】暮らし潤す「水」を解説 大町市山岳博物館で企画展

ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 甲信越 | 自然  2022年06月14日

北アルプスと水の関係などについて解説した企画展=大町市山岳博物館で

北アルプスと水の関係などについて解説した企画展=大町市山岳博物館で

 大町市山岳博物館で、山と水に関する企画展「大きな水がめとしての北アルプス、そして水のまち大町」が開かれている。7月18日まで。

 海から蒸発した水が雨として降る水循環や、北アに降った雨や雪が大町市内の湖や河川に流れ、人の暮らしを潤す仕組みなどを、水系図やグラフを用いたパネルで解説している。

 さらに弥生時代に始まった水田耕作や平安時代以降の治水、酒造りといった近現代の産業など、水とともに発展してきた大町の変遷をたどることができる。VR(仮想現実)のゴーグルで水上スポーツの体験を楽しめるコーナーも注目を集めている。

 水文学が専門の鈴木啓助館長は「水によって生物が陸上で生きられるだけでなく、農業や発電などさまざまな使い方がされている。山は水の供給源として非常に大切」と話している。

 18日午前10時半と午後2時半からは展示の解説がある。19日午後1時半からは、大町民話の里づくりもんぺの会による民話の語りが披露される。民話は申し込みが必要。同博物館=0261(22)0211

 (竹内なぎ)