ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 石川 2022年06月17日
昔懐かしいゼンマイ式時計や、珍しい日時計などを紹介する「ゼンマイ式時計展」が、加賀市大聖寺八間道の歴町ふるさと館で開かれている。7月16日まで。
NPO法人「歴町センター大聖寺」メンバーの野田惣八さん(86)がコレクションから23点を紹介。江戸時代のろうそく時計は、ろうそくの残りの長さで時間を計る。一目盛りで30分を表すという。影の位置で時刻を示す英国製の日時計も。鳥かご時計は底面のゼンマイを巻くと、鳥が左右に動くからくりが楽しい。昭和初期の軍用時計や振り子時計も並ぶ。
スマートフォンの普及で時計を持たない人が増える中、子どもたちに時計の仕組みを知ってほしいと企画した。ゼンマイで針が動く仕組みが分かるようにと、内部の構造が見える時計も用意してある。
同館の川西優司さん(75)は「ものづくりの面白さが伝わってほしい」と話していた。午前9時~午後3時。火曜定休。(小室亜希子)