【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【愛知】名古屋港の南極観測船「ふじ」が漫画に 船内で原画展

【愛知】名古屋港の南極観測船「ふじ」が漫画に 船内で原画展

ジャンル・エリア : サブカルチャー | 乗り物 | 展示 | 愛知  2022年06月20日

南極観測船を題材に描かれたふくのさんの漫画の原画=名古屋市港区港町1の南極観測船ふじで

南極観測船を題材に描かれたふくのさんの漫画の原画=名古屋市港区港町1の南極観測船ふじで

 名古屋市港区の名古屋港に係留している南極観測船「ふじ」を題材にした漫画「ふじと南極のなかまたち」が出版され、記念の原画展がふじ船内で始まっている。市内の女性漫画家ふくのうみさんが、ふじの航海の様子や乗組員の仕事を描いた作品の原画を公開している。8月31日まで。 (加藤涼太郎)

 観測船が南極の氷を割りながら進む様子や、乗組員がペンギンと交流する場面など9点を展示。漫画に登場する船内の部屋などには、その場所を描いた作中のイラストが展示され、実際の船内と見比べて楽しめる。ふくのさんが直筆したふじの色紙も飾った。

 船好きだったふくのさんは2018年ごろ、ふじに興味を持って航海記などを参考に漫画を描き、交流サイト(SNS)へ投稿を始めた。乗組員のリアルな日常を表現した作品はSNS利用者らの人気を集め、出版社の担当者の目に留まって書籍化につながった。

 ふくのさんは「ふじの特徴である鮮やかなオレンジ色の表現にこだわった。本物の船と一緒に楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 会期中は6月20、27日を除き無休。ふじ入場券は大人300円、小中学生200円。

ふじと南極のなかまたち」の上巻(左)と下巻

ふじと南極のなかまたち」の上巻(左)と下巻