ジャンル・エリア ： オブジェ | 山 | 石川　 2022年06月28日

白山の別当出合登山口に設置された国立公園６０周年を祝う横断幕＝白山市白峰で

　白山国立公園（白山市など）が指定されて１１月で６０周年の節目を迎えるのを記念し、同市観光課は２６日、白山（２，７０２メートル）の別当出合登山口に、横断幕を設置した。登山客が写真撮影し、交流サイト（ＳＮＳ）などで盛んに発信してもらうことで、記念の年を広くＰＲする。

　横断幕は横１４０センチ、縦７０センチの大きさ。登山客らに親しまれている「白山国立公園　別当出合登山口」と書かれた石積みのモニュメントに設置した。「白山国立公園６０周年」や、青い白山のシルエットに白山を代表する高山植物クロユリが描かれた白山シンボルマークを掲げている。

　モニュメントは、白山に挑む多くの登山客が出発前に記念写真を撮影していて、市は宣伝効果を見込む。市観光課の職員は「記念の年の白山に登り、豊かな自然を楽しんでもらえれば」と話す。

　白山国立公園は１９６２（昭和３７）年に指定。白山と周囲の山々を中心に、石川、富山、福井、岐阜４県にまたがり、総面積は約５万ヘクタール。（吉田拓海）