ジャンル・エリア : 動物 | 富山 | 展示 | 生き物 2022年06月29日
昨年度に実施された富山市有峰地域の小型哺乳類の調査結果を紹介した企画展が、同市科学博物館(富山市西中野町)で開かれている。主にネズミとモグラについて、パネル展示や実物標本で解説されている。7月10日まで。
同調査では、ネズミの一種であるヤチネズミが同地域で生息することが40年ぶりに確認された。会場には、同地域に生息するネズミやモグラを解説したB2サイズのパネル9枚のほか、調査で使用された道具も展示。また調査時に設置したセンサーカメラに映った映像も公開。ツキノワグマやキツネがカメラに興味津々な様子を見ることができる。
調査を実施した清水海渡(かいと)学芸員は「普段気にしないネズミなどの小型哺乳類だが、限られた有峰地域の中でもすみ分けしている。環境の変化が生態系にどんな変化を及ぼすのかを知る上でも調査を続ける意義はある。ぜひ展示を見てほしい」と話した。
会期中は無休。開館は午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。観覧料は大人530円、高校生以下無料。(長森謙介)