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【石川】俳句×写真 初夏彩る 白山市俳句協会 企画展

ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術  2022年06月30日

写真と俳句を合わせた作品が並ぶ会場=白山市殿町で

写真と俳句を合わせた作品が並ぶ会場=白山市殿町で

千代女の里に60作品「興味持つきっかけに」

 写真と俳句を合わせて展示する企画展「俳句と写真展-初夏(はつなつ)-」が、白山市殿町の千代女の里俳句館で開かれている。俳句とその情景を撮影した写真が一対となり、初夏の訪れを体感できる。8月7日まで。(青山尚樹)

 市俳句協会員が詠んだ約60作品が並ぶ。水が張られた田んぼを背景に、紫色のショウブの花を写した崎田外代子さんの写真には「雨上がり色極まりし菖蒲(しょうぶ)かな」の句が添えられている。「千代女の里俳句館長賞」に選ばれた北野佐由子さんの俳句「喧騒(けんそう)を逃れ水ぎは風薫る」は、新緑の自然の中、池を手入れしている作業員を写した写真とともに展示されている。

 会場では、同館の俳句教室に通う小中学生の作品もあり、電線に止まるツバメの写真と「つばめの子もうここまでも成長か」など豊かな感性で詠まれた9作品も展示している。他にも「写真deはいく」と題し、来場者が写真を見て、その場で俳句を詠んで飾ることができるコーナーもある。

 俳句館職員は「身近な写真と組み合わせることで、俳句により親しみを感じてほしい。俳句に興味を持つきっかけになれば」と来場を呼び掛ける。入場無料。休館は原則月曜。