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【愛知】「こわい絵」で“涼”感じて 豊橋で妖怪や幽霊テーマの企画展

ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 芸術  2022年07月04日

展示されている中村正義の「うしろの人」=豊橋市二川町で

展示されている中村正義の「うしろの人」=豊橋市二川町で

 恐怖感を表現した作品を通して絵画や歴史資料の奥深さを知ってもらおうと、豊橋市二川宿本陣資料館(二川町)で、企画展「びはく移動展1 こわい絵 IN HONJIN」が開かれている。8月28日まで。

 同館と市美術博物館が企画。現在、改修工事中の市美術博物館に収蔵されている作品など約30点を展示した。会場には、鬼瓦や面のほか、「旅人をキツネに化けさせてしまうキツネがいる」と逸話が残る豊川市御油町の松林を描いた歌川広重の「五十三次名所図会」など、妖怪や幽霊を題材にした作品が並んだ。

 また、人間の光と影の二面性を描いた豊橋市出身の画家中村正義の油彩画「うしろの人」など、近代の作品も。美術博物館学芸専門員の丸地加奈子さん(53)は「猛暑の続く日々ではあるが、ぞっとするような怖い作品を通して、少しでも涼しさを感じてもらえれば」と来場を呼びかけている。
 月曜休館。7月18日、8月15日は開館し、7月19日は閉館する。入館料は、一般400円、小中高生と市内在住の70歳以上は100円。

 (斎藤徹)